賃貸住宅プラットフォーム・レントベリーのICOを勝手に分析してみた、そして買ってみた。

2018年の大注目ICOと騒ぎ立てているのでなんだろう、と思ったレンタベリー(レントベリー)を仮想通貨取引1発目で買ってみようという無謀なプランを立てました。特定の銘柄をしっかり分析し、購入するというすべてのプロセスで練習ができますし、これができるようになれば分散投資が自分にとってより現実味を帯びてきます。

<レントベリーのICOプレゼンビデオはYouTube上から削除されています 2018/7/10確認>

基本情報

名称 BERRY 売り出し期間 2017/12/5~2018/2/28/
 トークンタイプ  ERC20  販売目標  3000万ドル
 販売数  4億トークン  売り出し価格  0.1ETH=250BERRY
 最小参加額  0.1ETH/BTC(日本はEHT)  売残りトークン  焼却
 早期特典  あり  バウンティ  あり
 エアドロップ  なし(将来は未定)  ハードフォーク  なし(将来は未定)
 保有利息  なし(将来は未定)  マイニング  なし
 ロックアップ  従業員、大口 (期間)  4年、6か月(3か月)
 WP  

ミラー ミラー日本語

 Web  

今回のICOに必要なものは、

 ・取引所クリプトノモスに取引口座を開設する
 ・イーサウオレットを準備する(=たぶんレントベリー受取ウオレットになる
 ・イーサリアムを買う国内取引所に口座を開設する
 ・買い取る予定金額よりちょっと多めの日本円を銀行から引き出す
 ・その国内取引所に日本円を送金をして、イーサリアムを指値する
→送金額に応じて送金手数料が発生します!
 ・買ったイーサリアムをすぐにクリプトノモスに送金する
→送金ごとに手数料が発生する!
 ・クリプトノモスでレントベリー購入手続きをする
→ここでは購入手数料が発生しません。
というようなプロセスが発生します。

購入プロセス上の注意点

取引は海外の取引所経由でイーサ建てです(泣)。海外ICOは基本的にイーサ建てかビットコイン建てだと思ったほうがいいようです。13万円で買っても、4万円で買っても、配布されるトークン数は同じです。募集期間中に、イーサリアムが高値圏にいないことを望むしかありません。
しかし2018年2月現在のイーサリアム、高い。。。。この記事を検討していた2018年1月前後のチャートはこんな感じです。わたしはイーサリアムを流動性が高いザイフで購入をしていますので、チャートはザイフ取引所での値動きになります。

まず、イーサリアムを国内取引所のどこかで買って、ウオレットに保管し、レントベリーを取り扱うクリプトノモスに送金し、購入します。当然、クリプトノモスの口座開設も必要です。


クリプトノモスでの口座開設手順
http://kaso2car.com/2018/02/12/post-188/

最初はメールアドレスのみでの登録でOKですが、トークン所有者になる場合には販売制限条項にひっかからないことを証明しなければいけないので、IDの完全登録が購入時に必要となります(onfido.com を通じて行う)。

勝手にレントベリーを分析している人たちの意見を分析してみた。

賃貸住宅の取引のすべてと、契約後の維持管理に係る各種手続き・取引をブロックチェーン化し、主に以下の無駄を省くことを目的にしています。

1.家主間との補償金契約で凍結されてしまう保証金の解放と有効活用
2.オークションシステム導入により人気のない部屋を安価に、需要が高い部屋を高価にし、賃貸需要での空室化を効率的に回避する
3.契約状況がすべて公開されるので家主と一部契約者との間にのみ適用される秘密の契約を回避し、公平性のある需給を実現する
4.入居契約や入金手続き、毎月の支払管理などすべての手続きを迅速化・高速化し、決済のタイムラグを減少させる
5.契約データの透明化でニーズを鮮明化。契約のミスマッチ(思っていたような住居じゃななかったなど)を解消
6.レントベリートークンを実際の支払に使うとともに、保有者には将来保証金契約などからなんらかのリワードを付与する(ビットコインの今の使われ方みたいな感じ)*注意点あり

とくに、アメリカの住宅市場は、家の売買が投資の一環として広く浸透・活用されていて、賃貸住宅管理もその投資対象として運用されています。なので、借りる側が不利益を被りやすく、とくに契約面での透明化、デポジット(保証金)の使途などで不公平感が広がりやすい社会問題とまではいかないまでも、自由のない環境がまかり通っています。わたしも賃貸契約を結んだことがありますが。。まあ大変でしたw

アメリカ、イギリス、オーストラリアを皮切りに、アジア、ヨーロッパに拡大するプランを立てていて、不動産契約データがブロックチェーンに集約される動きが初めて起こる、としています。

ホワイトペーパー

レントベリーは、投資呼びかけで以下のような点を強調しています。

◆すでに2015年に開業し、オンライン不動産業者として12万人以上のユーザー実績と、25万件近くの物件情報をあっせん・紹介できる。
→ICOではほとんどが事業開始前のプレゼンですが、実績を出している点は信用度が桁違いです。

◆今回のICO前に400万ドルの調達をVCキャピタルや投資家から達成している
→事業計画書にもとづく正規の投資調達をクリアしており、これも信用度が高い。だいたいのICOは、厳しい投資調達条件をクリアできなくて各種審査がなくてゆるいICOを選択する傾向があるが、王道を制したうえでのICOは高評価ではないか。

◆2030年までにできる新世帯のうち、59%は賃貸市場であるという巨大な潜在市場をフィールドとすること
→世界展開なので、先行者利益を取れれば、レントベリー流がデファクトスタンダードになり、ビジネス展開上有利な位置をキープすることができそう。

記事紹介はどうか

それなりに有名どころの記事になりました。ICOの中では快挙とも言えます。

★フォーブスマガジンで取り上げられた
10 Real Estate Startups To Watch In 2018
by Omri Barzilay , CONTRIBUTOR
https://www.forbes.com/sites/omribarzilay/2018/01/10/10-real-estate-startups-to-watch-in-2018/

★Incマガジンオンライン版(日本で言うプレジデントと東洋経済みたいなかんじ)で紹介された
The Top 10 Initial Coin Offerings to Watch in 2018
by Bill Carmody Founder and CEO, Trepoint
JAN 10, 2018
https://www.inc.com/bill-carmody/top-10-initial-coin-offerings-icos-to-watch-heading-into-2018.html

ただどちらの記事も「新規性としてリストした」記事で、分析や称賛が具体的ではないものです。ほかのICOに比べると理想の割に小型に見えてしまうし、かといって将来性について突っ込んだ言及なども感じなかった、事実列挙にとどまった内容のように、私には見えました。

レーティング各社の勝手なレーティング具合はどうか。

総合 3.8/5.0 ICO bench (https://icobench.com/ico/rentberry
総合 3.8/5.0 CryptoRate(https://cryptorated.com/ico-reviews/rentberry/
総合 3.8/5.0 TOKENTOPS(https://tokentops.com/ico/rentberry/)
総合 100pt/100pt ICORanker (https://www.icoranker.com/ico/rentberry/
総合 8.3/10.0 ICOMarks (https://icomarks.com/ico/rentberry)

おおむね高い評価のようです。

タフな意見一覧

“Strong team, ready platform. However, rental business is very diversify in different cities and counties. Involved in the legitimacy, security, must be governed by the government, not a decentralized services can do what they want to do. I’m worry this is a high risk investment target.”

by Jason Hung,TimeBox co-founder etc.
on ICO bench (https://icobench.com/ico/rentberry

“With cryptocurrency and blockchain-based world still being in the very early development stage, it may be hard for such platforms that rely on many rather mainstream-mined users to survive. ”

“the platform has little chance to survive on the market and the coins will most likely become worthless very quickly without many users. “

by 編集部on TOKENTOPS(https://tokentops.com/ico/rentberry/

新しすぎる考え方・仕組みに世界がついてこれるか、ということと、どこの国でも保守的な不動産市場に対して、食い込んでいけるのか、という懸念が強いようです。

その他、フォーラムでもやりとりがあり、その詳細については長すぎるので、別記事にまとめてみました。

賃貸住宅プラットフォーム・レントベリーのフォーラムウオッチ

賃貸住宅プラットフォーム・レントベリーのフォーラムウオッチ
2018年のICOで注目株、と称されているレンタベリー(レントベリー)。購入前のフォーラムウオッチで、運営側が投資家に回答した、わたしの目に留まった内容をリストしてみました。

結局、自分は買うのか?買いました。

ファンダメンタルズ面

潜在市場規模が巨大なことは明白ですが、個々の国々でのそれは保守的で、ときに国の法律にそった規定でがんじがらめにされている分野でもあり、ここにブロックチェーンで切り込むのは相当のパワーが必要な気がします。しかし、アメリカ市場で実績を積み、まず同じ英語圏に拡大してから世界に広げていくマーケティング展開は妥当だと思ったし、何よりも硬直化したマインド打破を期待したい。

決算関係資料の開示は、レントベリー本体のページでも見当たりません。が、「シードステージで4億円の調達に成功」とあるように、ベンチャー企業のシードステージにあることが明示されています。

それを受けての今回のICOなので、資金調達ステージとしては妥当ではないか、と。ただ、30億円程度で世界標準を取れるとは思えず、今後さらに大規模な調達が起こる可能性もあると思っています。それがトークンによるものか、株式上場によるものかは、推移を見守らないと、というところですかね。

今後はレントベリープラットフォームがどのくらい実効性のあるプラットフォームとしてメインストリームに躍り出ることができるかもポイントになるのでは、と思います。https://rentberry.com/

テクニカル面

2018年の期待のICOにリストされるだけあるので、それなりに評価されるとは思います。
スキャム可能性は低いと。。思いたいw

4億トークンのうち、以下のバランスに振り分けられるそうです。

70% 流通(ただし、販売売れ残り分は焼却される)=2.8億トークン以下の流通になる
20% 会社の準備金
10% 従業員(4年間ロックアップ)

レントベリーは、賃貸契約者が保有することを前提に作られているので、現在の所有者よりも今後使う人達が所有する必要があります。ゆえに、どこかに上場するあるいは販売所にて販売されないと、流通が広がっていかないともいえます。
ICO後に上場等や他通貨との交換について、なんらかの発表をする、と明言しているので、すでに出ているアルトコインなみの流通環境は整うと推測します。

ロックアップで気になるところは、大口投資家の動向です。最初の半年はロックアップ条項で売れないですが、上場後半年たってから売ってよいことになります。どのくらい売り出されるかと、そのときの流動性で、一時的な暴落の可能性もあると思います。

ひとまず、最低限ですけれど、買いました。

25%のプレミアムがついたので、62.5トークンの追加ですw イーサリアムが92160円のときに買ったので、手数料を含めると13000円くらいの出費となってしまいました。想定の倍近くになってしまったのが残念なところです。。。

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