ICOバンクエラを勝手にファンダ分析していろいろ妄想してみた(自己資本編)


残り期間わずかのICOバンクエラ。仮想通貨の世界銀行を目指す?みたいなことが書かれているICOですが、ホワイトペーパーや、その後フォーラムでバンクエラ事務局が投資家に回答した内容などをもとに、バンクエラの描く未来像が現実としてどのくらいのものなのかを、勝手に想像する記事をまとめてみました。

ここでは、そもそものホワイトペーパーの解説している内容を改めて翻訳したりせず、その先に見えるものはどんなものなのか、というのを勝手気ままに書くだけで、まったく参考にならない妄想です。あらかじめおことわりしておきます。

ICO総額は1.77億ユーロ、SCO予定は7.5億ユーロ

ICOで獲得した1億ユーロを、リアルワールドの銀行資本と比較してみる

1億ユーロはだいたい130億円で、これを自己資本とした場合、日本国内で似たような規模の銀行はどこか、と調べてみると、地銀の北九州銀行(資本金100億円)でした。支店数は35(従業員数は約500人)あるので、バンクエラを銀行という視点で見ると、ひとまずこのくらいの規模を目指すのではないか、と予想します。

経常収支予測から似たような銀行は?

ホワイトペーパーでは、10年で5億ユーロ(約650億円)の収益を築き、2000人に社員を増加させる、としています。

これを経常収益面で似たような規模の地銀はどこか、と探してみると、スルガ銀行582億円(H29実績)が近いですね。

スルガ銀行は、単体で1536人の社員がいるので、バンクエラが目指す2000人に非常に近い。ただし、スルガ銀行の自己資本は3600億円で、SCOも実施して1000億円ちょっとを調達(できたとする)バンクエラと比べると3倍以上の開きがあります。

事業規模ではスルガ銀行と同様のものを10年後に目指すとありますが、自己資本で大きな開きがあることから、バンクエラはもしかしたら2000億円規模の別の調達を今後10年で行うかもしれない、とみてもいいかも。
すべてを仮想通貨でやるかどうかは、疑問です。経営に口出しされない程度のIPOを世界の株式市場でやるかもしれませんが、フォーラムでこのことを聞いてみても、今のところ言及はしてくれません。

経常収益に話をもどして。

地銀の経常収益ランキングは、だいたい以下の通りです。

順位 銀行名 都道府県 経常利益(億円)
1位 横浜銀行 神奈川県 1,084
2位 千葉銀行 千葉県 797
3位 福岡銀行 福岡県 668
4位 静岡銀行 静岡県 661
5位 スルガ銀行 静岡県 544
6位 広島銀行 広島県 451
7位  西日本シティ銀行 福岡県 431
8位  常陽銀行 茨城県 425
9位  八十二銀行 長野県 406
10位  中国銀行 岡山県 406

バンクエラの目指す規模は、リアル銀行にとっては「そんなたいしたことはない」、とも言えます。

ちなみに3大都市銀の経常収益(2017年度)は、以下のとおり

みずほ銀行 7375億円
三菱UFJ 1兆3600億
三井住友FG 1兆58億

桁が違いすぎます。

まとめ

ICOの調達があまりうまくいかなければ、バンクエラはリトアニアの地方銀行からスタートする、という宣言もフォーラムなどで見ました。成功モデルでも日本の中堅地銀くらいの規模におさまるので、どんなにICO調達が大規模で成功、と報じられても、法定通貨をベースとした銀行関係者にとっては、うわべ「たいしたことないな」になっている気がします。

3大経済圏の一角のユーロ圏の小国で「そーっと始める」というのはかなりいいかんじではないか、と私は感じています。一方で、法定通貨系銀行は巨大資本のものが多く、仮想通貨市場の広がりとともにこのくらいまでの規模に達するかどうかは、戦略が試されるのは一目瞭然です。それでもめざす規模感で比較対象の先行の類似事例があるので、投資する側としては予想しやすい銘柄ともいえるかもしれません。いずれにしても長い目で見たほうがおもしろいのは確かです。

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