ICOバンクエラを勝手にファンダ分析していろいろ妄想してみた(トークン編)


仮想通貨の世界銀行を目指す?みたいなことが書かれているICOですが、ホワイトペーパーや、その後フォーラムでバンクエラ事務局が投資家に回答した内容などをもとに、バンクエラの描く未来像が現実としてどのくらいのものなのかを、勝手に想像する記事をまとめてみました。part2。

ここでは、そもそものホワイトペーパーの解説している内容を改めて翻訳したりせず、その先に見えるものはどんなものなのか、というのを勝手気ままに書くだけで、まったく参考にならない妄想です。あらかじめおことわりしておきます。

トークンを発行済み株式数としてみて、日々の流動性を予測してみる

目指す売り上げ目標(経常利益として考える)に近い規模を実現しているスルガ銀行と、バンクエラの発行済みトークン&株式を比較してみます。

バンクエラ 50〜60億トークン(参加者92000人)
スルガ銀行 2.3億株(株主7200人)

株式の場合、発行済み株式数すべてが市場で動いているわけではなく、「浮動株比率」分が日々の出来高を形成していると見ていいです。スルガ銀行の場合は、浮動株比率が2.6%と笑っちゃうくらいに低いので、600万株前後が短期的に動いていることになります。実際日々の出来高は200万株前後です。

バンクエラは、ICO分がトークン発行予定数の全体の30%だと宣言しています。トークンに議決権はないので、経営に口出ししたい人がこのホルダーにいることはまずないと言えますので、ほぼ100%、つまり50~60億トークン分が浮動株である、と前提にしていいかも。

ただし、浮動株比率は、ICO中に実施していた配当政策が上場後も継続するかという点で、変化すると思います。

現状では年率1%前後と予測できる配当性向。これがよい、と多くの投資家が評価すれば、大口投資家を中心に60~70%がホールドにまわるかもしれません。その場合の流動性は20~36億トークン。ただ、配当が多すぎると経営は圧迫されますので運営が打ち出す施策を常にチェックする必要があります。

この流動性予測は、ビットコインの日々出来高平均と比較にならないくらい多いです。ザイフトークンなどはどうか、と思いましたが、それでも10倍の開きがあります。

配当性向は、どのくらいが妥当なのか?

高ければいいにこしたことはないですが、それでは経営を圧迫し、倒産リスクが高まります。
また、低すぎるとホールド妙味に欠けるので、経営側としてもやるだけ無駄な策になります。

比較対象はなにか。
だいたいまず取り上げるのが、銀行の預金の利率との比較です。
が、誰もがご存知の通り、持ち出すまでもないですね。

では、次に持ち出すとしたら何かというと、
米国債の長期金利との比較、あるいはインフレ率との比較です。

2017年の長期金利は2~2.5%
2017年のアメリカのインフレ率は 2.11%(byIMF推計)

これと同じくらいに配当政策をもってくれば、投資家は悩むでしょう。

トークンをもつホルダー数を株主数として考えてみる

議決権がそもそもトークンにはないので、比較とすべきでないかもしれませんが、上場後の需給を予測する場合、どうしても避けて通れません。今回は改めてスルガ銀行を引き合いに出してみます。

バンクエラ 50〜60億トークン(92000人)
スルガ銀行 2.3億株(7200人)

経常利益規模では同程度でも、発行数と参加者数で開きがあります。

大きい銀行だとどうか、と調べてみましたが、なんだかしっくりきません。

三井住友FG 14億株(29万人)
みずほ銀行 253億株(101万人)
三菱UFJ銀行 138億株(71万人)

ところが、この3つの銀行の上のランクにいる以下の銀行が、実はバンクエラとほぼ同じ発行数と参加者数であることがわかりました。

ゆうちょ銀行 45億株(51万人)

ただし、ゆうちょ銀行は、経常収益4000億円で、バンクエラの10倍です。

浮動株比率は3.7%(1.66億株)日々出来高は100万株以上
配当金が25円。利回りは3.65%

株主数はバンクエラの5倍ですが、日々出来高も非常に落ち着いている面白い例です。

単純にホルダーが多いから需給が心配、ということでもないかもしれません。

日々の出来高はどうなるのか

50億というトークンが一斉に市場に出るとは
ファンダメンタルズ的には、まず考えられません。

・配当政策で長期金利を最低でも上回る率に落ち着くか
・横這いながらも上昇基調の相場展開になるか
・上場市場の安全性・使いやすさ・送金手数料などのクオリティ

という条件により、どのくらいのホルダーがホールドにまわるか、という一言に尽きます。

参加者が少なく、需給が細り、下落基調になるものの、将来性で有効な話題が次々と出てくれば、ICOに参加しなかった投機家が短期目当てで買いにくるかもしれません。逆もありえます。

まとめ

需給、という点で見てみると、仮想通貨トップシェアのビットコインの流動性は、閑散期で20万ビットコイン、値動きが激しくなると100万ビットコイン動いています。出来高で換算すると、実際の値ごろ感覚では100倍くらい(1万円くらい)だと思うので、2000万株前後の出来高を作る銘柄と同じになり、それは日々のトップシェアを作るみずほ銀行などと同等です。最低でも50億トークンを擁するバンクエラが、実際に上場されたときどのくらいの流動性になるのか、というのは未知数です。

現状、HitBTCへの上場が決定してますが、この取引所がバンクエラの売買を支える取引所かというと疑問符がつきます。

配当政策が上場後も維持されるかがひとつの大きな山場になるかも、と私は思っています。

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